〝高血圧〟について①
- 2021年11月21日
- お知らせ
院長の森口です。
10月1日に開院となり、皆様のお蔭様をもちましてもうすぐ2ヶ月となります。
ここまで来るのにはたくさんの人に助けをいただかなければたどりつきませんでした。
開院するまで、さらに開院から支えてくれている、スタッフやサポートいただいている方々に心から感謝です。
さて、今後このブログでは日々皆さんが経験し、不安になるかもしれない症状などについて述べていこうと考えています。
まず初回は、皆さんがよく耳にするであろう〝高血圧〟といたしましょう。
〝高血圧〟
文字通り、血圧が高いことです。
では、血圧とは何のことかはご存じですか?
それは、心臓から送り出された血液が、血管の内側を押す力(圧力)のことです。
若いうちの柔軟な血管では血圧も基準値内におさまります。
しかし年を経るに従い、また生活の不摂生も影響を与え、次第に硬く変性し、組織に入り込む毛細血管も目詰まりをおこし、それを代償しようとし心臓も血液をたくさん送り込むようになり、血圧が上がっていきます。
元々素因があるうえで、塩分の濃い食事を好んでとる、睡眠不足や運動不足、などの生活の荒れを長年の間続けることで血圧が高くなってしまう、これが〝本態性高血圧症〟といわれるものです。
高血圧症全体の9割を占めるもので、一般的な高血圧とはこの病気を指します。
一方で、何らかの病気のために血圧が高くなってしまう高血圧を、〝二次性高血圧症〟といいます。代表的には、体を調整するホルモンの異常、腎臓に行く血管が細くなる、などで生じる高血圧があります。
この場合は原因を治せば高血圧も改善するため治療法も変わってきます。初めて高血圧を指摘された場合は確認が望ましいでしょう。
次回では、高血圧の何が問題なのか ということをご説明いたします。